命をつなぐ!ミルクボランティアさん募集

■母猫に代わって育てるのがミルボラ

猫の出産は春(2月~梅雨入り迄)がピークです。
ニャンニャンみずほ地域猫の会では、野良猫が産んだ仔猫たちがカラスなどに狙われたり、低体温症や栄養失調、感染症などで命を落とさないよう保護して育て里親へとつなげています(母猫は不妊手術をしTNRまたは里親探しをします)。

このように保護された仔猫のお世話をお母さん猫に代わってするのがミルクボランティアです。

(動画の仔猫は目も明かない、まだへその緒が付いたような状態で遺棄されました。毎日数時間おきのミルクと排泄のお世話で大きくなり、里親さんの元で幸せに暮らしています♡おっとりした性格のももちゃんです)

愛護動物の遺棄は動物愛護管理法違反「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です

■数時間おきのミルク(授乳)

生後1~2週間くらいの仔猫だと1回に飲むミルクの量が少ないため日中約2時間おき、夜でも3~4時間おきくらいに授乳します(個体差によるためだいたいの目安です)。ミルクはシリンジまたは哺乳瓶で与えます。
生後1~2週間というと、まだ、やっと目が明く頃です。
仔猫はとても体が弱いため、哺乳瓶の消毒なども必要です(人間の赤ちゃんと同じ要領)。

ミルクとミルクの間はゆっくり眠れるように見守るのもミルボラ母さんの役目です。

■仔猫は自分でオシッコやウンチができません

生まれたばかりの仔猫はまだ自分でオシッコやウンチができません。そのため生後約1ヶ月くらい迄は排泄のお手伝いも必要です。

お母さん猫が赤ちゃんを優しく舐めて排泄させる代わりに、柔らかい布などを湿らせ優しくチョンチョンと肛門付近に刺激を与えます。
自力で排泄するようになったらトイレレッスンを始めます。トイレレッスンの頃、早い子では目の色もだいぶ成猫に近づいてきます。

■お母さん猫に代わって体温調整

仔猫は自力で体温を保つことができません。そのため、生まれたばかりの仔猫はお母さん猫が温め体温を保っています。

暑すぎても寒すぎても子猫にとっては命にかかわります。特に生後3週間くらいまでは、適切な温度管理が必要です。週数に応じて保温の温度も変えていきます。

■かわいい小さな乳歯がはえてくる

歯が生え始め少しした頃(生後1ヶ月前後)から離乳食の準備です。まずはお皿でミルクを舐められるようにし、少しずつ離乳食へと移行していきます。離乳食は急がず仔猫の成長を見ながら進めていきます。この頃になると動きも活発になってきます。

~ミルクボランティアさんにお願いしたいこと~

ミルクボランティアの条件はお母さん猫に代わってこまめにお世話ができる方、いつでも状態を確認できる方、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)のできる方となります。
(これまでに人工保育の経験のある方、歓迎します)

ミルクボランティアは子猫を健康に育てるだけでなく、社会性の育ついちばん大事な時期に関わる人、人間は怖くないんだよと伝える役目も果たしています。

睡眠時間を削って仔猫に費やす時間も多いため、面談のほか、ご家族の同意、家の状況なども確認をさせていただきます。

ご連絡はツイッターのダイレクトメール、またはニャンニャンみずほ 福島(090-7175-2538)までお願いいたします。

ミルクはお母さんの乳を飲むように自然な態勢(うつ伏せ)で飲ませます。♡ももちゃんの姉妹、しっかり者のおかかちゃんです。