野良猫・迷い猫を保護したとき

猫を保護したらまず最寄りの警察と愛護センターに届けてください。飼い猫が帰ってこなくて迷子の届け出をされているケースもあります。
ただし、できるだけ猫はセンターなどに預けずご自身で保護することをお願いします。センターの場合は収容期間が過ぎ(東京都の場合飼い主不明の捕獲・収容した動物の収容期間は7日間です)飼い主が名乗り出ず、譲渡(里親)希望もない場合殺処分となる可能性も高いです。
助けるために保護したはずが結果的には殺処分のために預けてしまったというのは悲しすぎます。

■誰かこの子のお世話はしていたの?

保護した猫がさくら耳(さくらねこ)の場合、TNRされた野良猫の可能性もあります。そのまま保護できるのであれば飼い主のいない猫(野良猫)でいるよりずっとずっと幸せです(TNRとは不妊手術をされた野良猫で手術後に元の場所に戻された飼い主のいない猫です)。
餌をあげていた人が無責任な餌やり(自分の気分で餌をあげる、病気やケガでも病院へ連れて行かない人など)という場合もあります。野良猫は事故・病気・虐待・飢えと常に隣り合わせ、安心して暮らせる場所が何よりありがたいのです。どうかお家に迎え入れてあげてください。
もし、餌やり・糞尿始末などのサポートをしっかりされていたボランティアさんなら一言連絡をしてあげるとボランティアさんも喜んでくれるはずです。急に姿が見えなくなったという心配もせずに済みます。

■自分で飼うことはできない

野良猫は助けたいけどどうしても自分の家に招き入れることはできない場合、地域の愛護団体、サポーターなどに相談することをお勧めします。
その場合も、どうか医療費などの協力をお願いします。地域の団体は大抵がどこも一般人のボランティアの集まりです(私たちも普通に仕事や家庭をもった一般市民の小さな集まりです)。

人と猫の違いはありますが同じ地域の中に存在する命、ご縁があって出会った人と猫として助け合えればと願っています。

野良猫なくし隊